パニック症候群

パニック症候群とは?

パニック症候群とは、パニック障害とも言われ、めまい、動悸、手足のしびれ、吐き気や呼吸困難、死ぬのではないか、狂ってしまうのではないか、という恐怖に襲われる症状(パニック発作)が起こる病気のことをいいます。

パニック発作が起こると、パニック症候群の患者は、その体験を非常に強烈なものとして感じるため、次に不安の発作が発生する状況を非常に恐れ、また起きるのではないかとさらに不安に感じ、外出を避け、家にこもりがちになったりするのです。(予期不安)


また、電車や人の多い人ごみなどで発作が起こった場合、その後、電車に乗れなくなったり、人ごみを避けるようになったりします。
このような状態を広場恐怖、といい、広場恐怖の原因のほとんどはパニック障害といわれています。


パニック症候群の判断は、

・病状が1か月以上続くこと、
・薬物や身体疾患、
・他の精神疾患ではないこと

が主な診断の基準になります。

パニック症候群の判断は難しく、専門家などでも誤診してしまうケースもあり、自分で判断するのは難しいと思った方がよいでしょう。

パニック症候群の治療法

パニック症候群(パニック障害)の治療には、主に、薬物療法と、精神療法があります。


薬物療法では、抗うつ薬として、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などが使用されます。

以前からあった「三環系抗うつ薬」「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」は副作用があり、副作用の少ない薬としてSSRIが使われるようになってきています。

また、抗不安薬が使用されることもあります。


精神療法では、「認知慮法」「行動療法」などが行なわれます。

認知療法とは、パニック発作が起きると思われる状態に、想像的、体験的に身をおき、その状態でパニックを起こさず冷静に、感情のコントロールができるような訓練をします。

行動療法とは、実際にパニック発作が起こる場所に対して、あえて行き、段階的に慣らしていく、という方法です。


パニック症候群は、少なくとも、重大な結果にいたる病気ではないので、病気だと割り切って、客観視して、地道に前向きに対処していくのがよいでしょう。
また、ある程度時間をかけ、徐々に回復していく病気なので、焦らず、気長に、治療にあたるといいでしょう。

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