ギラン・バレー症候群

ギラン・バレー症候群の治療法

ギラン・バレー症候群の治療法としては、以下のような方法があります。

・「血漿交換」

 血液中の有毒物質をフィルターで取り除きます。

 ※日本の健康保険の範囲内で治療を受けられるのは現在、単純血漿交換療法だけです。


・「免疫グロブリン療法」

 免疫グロブリンを大量投与します。機能予後の改善のため、現在では早期から投与することが推奨されています。


その他、ステロイドは有効性が証明されておらず、病気を悪化させることもあるため、今では使用されていません。


なお、急性型のギラン・バレー症候群は、急速に悪化するために緊急治療が必要で、ただちに入院して治療を受ける必要があります。

適切な治療を開始するのが早いほど、良好な治療結果が期待できます。また、関節と筋肉の機能を維持するため、理学療法がただちに開始されます。

ギラン・バレー症候群の5~10%の人は、呼吸をコントロールしている筋肉が非常に弱くなるため、人工呼吸器が必要になる場合があり、また、租借するための筋肉も筋力低下が起こることがある、約10%の人は静脈栄養や腹壁を通して胃に栄養を送るチューブが必要になる場合があります。

ギラン・バレー症候群とは?

ギラン・バレー症候群とは、急性炎症性脱髄性多発神経根炎(AIDP)とも言われており、筋肉を動かす運動神経が傷害されて、両手両足に力が入らなくなる病気です。
あらゆる年代に発症しますが、20~30代、60~70代に発症者が多いと言われています。

ギラン・バレー症候群はとても稀な病気であり、年間の発病率は10万人当たり1~2人程度とされます。

予後は、比較的良好で、30%の人は一年以内に完全回復するようですが、完全回復したと思われても、持久力の低下が見られる人が多いようです。

ギラン・バレー症候群の原因と症状

現在のところ、ギラン・バレー症候群のはっきりとした原因はわかっていませんが、風邪をひいたり下痢をしたりした際に、血液中にできる「抗体」が誤って自分の運動神経を攻撃するような「自己抗体」ができ、その「自己抗体」が運動神経の機能を障害して手足の筋肉が動かなくなる、ということが明らかにされつつあります。

ギラン・バレー症候群の約2/3の患者さんが、発病の1~2週前に風邪をひいたり下痢をしたりしています。


ギラン・バレー症候群は、急速に筋力が低下する急性型と筋力低下が徐々に起こる慢性型の2つのタイプに分かれます。


ギラン・バレー症候群の症状は、手や足の先が痺れたり、感覚が鈍くなったり、筋力が低下、筋肉が萎縮し始めます。これらの症状は、四肢の末端からしだいに全身に広がります。
手足のマヒの程度は発病してから1~2週以内にもっともひどくなり、重症の場合には呼吸もできなくなります。
 

edit